福岡県大牟田市西港町2-6の三池港倶楽部を見学してきました٩(ˊᗜˋ*)و
ここは三池港開港と同時に会館されました。当時は高級船員や皇族政財界の迎賓館として利用されていました。
現在は高級レストランとして営業しています。
三池港倶楽部の入口。
立て看板より
三池港倶楽部とは
三池港開港の明治41(1908)年に合わせて完成した港倶楽部、
三池港に入港した船舶の船員に対しての慰安、休憩所として建てられました。
当時は、和洋建築並立形式で建設されていましたが現在では洋館の実が残っています。
洋館は木造2階建て・屋根裏部屋付、切妻造・桟瓦葺きで、外観は下見板張にハーフチンバー風に見せています。
室内は1階に応接間、談話室、食堂、球戯室(ビリヤード)、配膳室、便所・浴室があり、
2階には寝室3室と客間がとられています。
屋根裏部屋にはボーイ室があり、建物南側の庭に面して、開放的なベランダがあります。
昭和61(1986)年に改修工事が行われ現在もレストラン・結婚式場として利用されています。
門の脇にある看板↓
ここは高級フレンチ料理屋さんみたい。
ふえぇ。ランチ一食で2500円なんて、無理だよぉ。゚(゚´o`゚)゚。
ディナーの一番高い奴は15000円‥一万五千円っていくらだよ!?
僕みたいな貧乏人には縁のない所です(;’A`)
でも、三川坑のガイドさんが「無料で見学できますよ」って言ってたし、とりあえず行ってみよう。
駐車場には高級なクルマが止まっています。
福岡県の田舎のくせに軽トラが止まってないという異常な光景ですΣ(OдO;)
駐車場の向かい側には團琢磨の銅像と、その後ろに大浦坑遺址があります。
團琢磨は三池炭鉱のお偉いさんで、三池港とかを作った人。
キレイな庭があります。庭からみるシャレた建物。
煙突とテラス席がある。一番高い窓がある屋根裏部屋がボーイ室やな。
倶楽部の正面。建物の入口。
慣れない高級感にビビるボク:;(∩´﹏`∩);:
恐る恐る扉を開けるとすぐにお兄さんスタッフが来た。
細身のスーツにネクタイ革靴で、髪の毛はビシッとセットしてるお兄さんが、
「は?誰おまえ?ここはテメェみてぇな年収200万円未満の汚らしいクソガキが来ていい所じゃぁねぇんだよ。身の程をわきまえろ下等種族が。」みたいな顔で迎えてくれました(∩´∀`)∩わーい
とてつもなく気分を害したので、
見学が終わったら僕のバイク(FTR223)のキャブからガソリン抜いて火ぃ着けて帰ることにしました。
燃やしたいときに、すぐに燃やせる。キャブレターの良い所よね(๑´◡`)
これで[世界文化遺産を燃やした男]として末永く人々の記憶に残るぞ٩(ˊᗜˋ*)و
火をつけるのは冗談やけど、不愉快な思いをしたのは本当です。
以下は実際のやり取りです。
僕「見学できると聞いて来ました、可能でしょうか?」
兄「いえ、できませ」を遮って、お姐さんスタッフが案内してくれた。
姐「一階はレストランスペースになっております。
二階はご自由にどうぞ。あちらの階段からお上がりください。」と。
やったぜ\(^o^)/
二階
階段上ってきた。
ソファーと丸テーブルがある。
2階ホールには4つの扉があって、それぞれ作りの違う部屋に接続されています。
各部屋には、炭坑の名前から採られた名前がついています。
三川の間
この扉の奥は[三川の間]。扉の脇には、部屋の名前と内部の写真が載った案内板がかかっています。
部屋の案内板↓
三川の間の内部。長いテーブルとたくさんの椅子。
左側の壁には暖炉が取り付けられています。
窓の外には三川坑の建物が見えます。
万田の間
天皇陛下が使った応接セット。
壁には昭和天皇の御近影がかかっています。
壁には暖炉があって、そのとなりには冷暖房設備があります。
昭和24年 昭和天皇 行幸の際ご利用になられた応接セット
昭和天皇御近影
戦後復興・産業振興のため来牟され、
三川坑を昭和24年に視察される。
勝立の間・大浦の間
二つの扉の間に案内板が一枚あって、それに[勝立の間・大浦の間]と書かれてた。
どっちがどの部屋名かわ分かりません(-“-)
ここにも暖炉がある!この時代は暖炉で暖まってたんやね(*´﹃`*)
外から見えてた煙突は飾りじゃなかったんやね。
高級そうな皿とか木製のオブジェがあったけど、僕には価値が分かりません。
暖炉の上には、家具を修理した記録が残っています。
となりの部屋にはドレスと鏡台があります。
二階から見下ろすお庭。
[MITSUBISHI テレビ・ビデオ]の建物が雰囲気を破壊している_:(´ཀ`」 ∠):
一階
二階の見学を終えて一階に降りると、姐さんスタッフが
「一階のお部屋もご覧ください、もうじき次のお客様がいらっしゃいますのでその前にどうぞ。」と。
これは爺さんスタッフが指図して案内させたみたいやった。
爺「次まで時間あるけん、どうせなら…」
って言ってたのは聞こえてたよ!ありがとう御爺様m(__)m
ホール
カウンターの前は開けていて、座席が24人分ある。
天井にはシャンデリアとシーリングファンがあります。
テラス席。
四ツ山の間
シルキーなテーブルクロスの上には皿とグラスが用意されています。
壁には絵画や伊藤博文の書がかかっています。
伊藤博文公書 1841~1909
伊藤博文公三池炭山御来山時の書。浦潤山輝と書かれ、
三池炭山の石炭が生産され、港の船の出入りも盛んになったの意
宮浦の間
こっちも食器が準備されてる。
最後に
この後にお客さんが来るらしく、1階部分は急ぎで見学しました。
もっと色々 見たかったけど‥ボクは客じゃないから仕方ない(;_:)
帰り際に、姐さんスタッフから声を掛けられたので、色いろ教えてもらった。
「ここは築110年で、今年(2018年)の四月に改装した。」とか
「椅子・カーテン・絨毯などを張り直した(修理)。世界遺産関連施設に指定されているから、現状を維持しなければならない、新品に買い替えることが出来ない。」とか、
最後には「じっくり見てもらって建物も喜んでいると思います、ありがとうございました。」って。
こんなこと言われると気分が良いよね(*´罒`*)
姐さんに免じて三池港倶楽部の焼却処分は中止します。
近所の世界遺産関連施設
大牟田市には世界文化遺産関連の観光スポットがたくさんあります。
三池港倶楽部から徒歩十分程度の距離には下にあげた3カ所があります。
- 三川坑跡には、鉄道列車や炭坑施設があり、坑道に降りることが出来ます。
- 三池港展望所では、高台から三池港を一望できます。
- 旧長崎税関三池税関支署は築110年、三池港の繁栄を偲ばせます。
おわり。
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