極めて貴重なモノ![円形野外講堂]野中町23 久留米競輪場そば

円形野外講堂 ステージ ベンチ 遺跡 久留米市

福岡県久留米市野中町23にある[円形野外講堂]を散策してきました\(^o^)/

近くに駐車場もトイレもあるから、ユックリ散策できます(^^♪

円形野外講堂は、とても貴重な建造物らしいんやけど、全く手入れされてないみたい。。

施設内は、草木が生い茂り、さらに立ち入り禁止という悲しい事態( ;∀;)


久留米競輪場駐車場から久留米競輪場へ向かう途中、池に差し掛かるところから道が分かれてる。

円形野外講堂地図 久留米市野中町 競輪場 遥拝台

右に進むと正源氏公園。まっすぐ進むと競輪場とか忠霊塔。左の狭い道を進んだ先に円形野外講堂がある。

久留米競輪場 駐車場 福岡県久留米市 円形野外講堂

分かれ道を左に向くと立て看板があって、久留米に関係のある[明治維新前後の先駆者]について知ることができる。

その立て看板のすぐ左の小道を上ると[遥拝台]に続く。今回はその奥の道、民家の隣を通る。

久留米競輪場 福岡県久留米市 野中町 円形野外講堂

脇道は砂利敷きで、軽自動車がどうにか通れるくらいの幅。こういう雑な道、すき( *´艸`)

脇道を進むと[立ち入り禁止]の張り紙の奥に、レンガ積みの壁が現れる。

福岡県久留米市 野中町 円形野外講堂 史跡

円形野外講堂の裏側 楽屋跡 史跡 貴重な建造物

道を進むと、どうやら さっきのレンガの壁は裏側だったよう\(^o^)/すげー!

草むしりしたい!綺麗な状態を見たいよ!

久留米市野中町 円形野外講堂 久留米競輪場 史跡

舞台と座席が見える。

ステージの壁は直立してなくて、球状にステージを包むような形で作られてる(*’▽’)

この方が、ステージの声がベンチに届きやすいのかな?

↑のステージ裏側からの画像も見てみて。柱と壁の関係、壁が前傾してるみたい。

舞台から視野角90°程度の範囲に、座席が同心円状に配置されている。

円形野外講堂 ステージ ベンチ 遺跡

壁に掲げられてる額は、なんて書いてあるんやろ?神其〇?

左側にも縦書きの小さい字がある、忠〇〇?

僕のカメラでは、これ以上ズームできないし立ち入り禁止だから悲しい( ;∀;)

円形野外講堂 ステージ 舞台 公園 集会

古い写真が[歴史散歩No.23]にあったので引用

円形野外講堂 久留米市 極めて貴重なモノ 歴史散歩No.23 

今はすっかり草だらけ。

円形野外講堂のベンチ 草 老朽化 草不可避

円形野外講堂のベンチ 風化 老朽化 アーチ状

そのまま進むと、何もない広場がある。ここにも何かあったとかな?

円形野外講堂奥の広場 久留米市野中町 史跡 競輪場そば

円形野外講堂について

歴史散歩No.23より引用

直径22mの円形野外講堂です。500人を収容する規模です。ステージとベンチが円形に配置され周囲が土塁で囲まれていたことから円形講堂と呼ばれています。構造は鉄筋を使用せず、ガラレンガ(セメントレンガ)を積み上げモルタル仕上げをしています。ステージは円形をなしそれに球面を呈する壁面が立ち上がります。壁には2箇所の黒板が設置され、ステージ中央の演台痕跡からもこの講堂が講演・集会の機能を持つことが分かります。ステージ背後には楽屋もありました。
ベンチはステージを扇の要にして3列に配置され、それらは上下の2ブロックに分かれ、周囲には通路が廻っています。ベンチ平面は曲面をなし、脚部もアーチ形をしています。ステージ、背面の壁の球面、ベンチの全体配置、脚部のアーチなどに見られる円を基本とした設計理念は特徴的です。昭和前期のこのような遺構は類例がなく極めて貴重なものです。

 

「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」より引用

この施設はブリヂストンタイヤの石橋正二郎氏がここで
軍従事者を慰問するためのコンサートなどを開くために建設したもので、
この施設は石橋文化センターにかつて存在した野外ステージに似ていると言われている。

ちなみにステージ中央の額文字の 「 養其神 」 の書は、
陸軍中将であった渡辺正夫氏の書だそうである。

※ 養其神 ( そのしんをやしなう ) は、
「 自己の精神の長い修養に努めなさい 」 という意味らしい。
【 法天生會 ・ 漢魏六朝 】

 

久留米市のホームページ内の[市民の声]に、こういう書き込みがありました。

こえの一覧より引用

Q.競輪場の横にある円形野外講堂の遺構の件でお尋ねします。
昨日、久し振りに訪れてみましたが、残念ながら、相変わらず草が伸びていて、しかも立ち入り禁止になっていました。
以前問い合わせた時は「使ってください」とのお返事をいただき、3年ほど前の写真では、まだ綺麗でイベントや撮影で使えそうな感じでしたが、立ち入りが危険なほど崩壊が進んでいるのでしょうか。
昨年、久留米シティプラザや美術館が新たに動きだし、何とかならないかと思っています。立ち入り禁止はいつまでも続くのか教えてください。

A.残念ながら円形野外講堂は老朽化が進み、現在は安全のため「立入禁止」としております。歴史的な価値のある建造物ですが、改修等が困難です。
さらに心無い人達のイタズラ(火遊び等)や不法投棄も度重なり、管理上やむを得ない措置です。ご理解ください。
「立入禁止」措置は、安全が確保されるまで継続する予定です。
しかし、いつまでもこのまま放置しておくのではなく、周辺の環境整備等も含めた競輪場運営計画策定を今年度より着手しております。
市民の皆様から愛される緑豊かな散策地として、整備していくよう検討しているところです。

 

感想

以前は立ち入り可能だったようです。

しかし、貴重な建造物で改修が難しいのなら、草木刈りはやっておいてほしいものです。

植物に侵食されて老朽化が早まってしまいます:;(∩´﹏`∩);:

散策できるように整備してしまえば、心無い人たちのイタズラなんかも無くなるんやない(*’▽’)?

アクセスしにくいくて、人目につかない状態にしてるから、ココロナイが溜まるんやない?

久留米市はお金持ちなんやから、なんとかしてくださいm(__)m

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