花宗川の起点である花宗堰そばの[花宗神社]八女市津江

福岡県八女市津江 花宗神社 雲龍 獅子牡丹 八女市

福岡県八女市津江の[花宗神社]を見学してきました٩(ˊᗜˋ*)و

花宗川の起点である花宗堰のすぐそばにあります。

駐車場は神社の裏にあります。

トイレはありません。

国道三号線の馬場信号から矢部川上流へ向かって、大きな楠が目印です。

福岡県八女市津江 花宗神社 大きな楠くすのき 2018年冬

 

 

鳥居は明治十一年戊寅三月(西暦1878)、今(2019年)から141年前のもの。

福岡県八女市津江 花宗神社 鳥居 正月準備

 

 

鳥居の右側には[花宗神社碑]が立っています、側面には神社の縁起が刻まれています。

福岡県八女市津江 花宗神社 花宗神社碑 由緒書き

下は神社縁起の要約です。


花宗神社碑

この碑は大正十年に建立され、高さ約五メートルの凝灰石に六百四十一文字が刻まれています。

花宗神社は素盞嗚神社(上津江)が願い出て花宗神社と改称され、明治四十五年三月二十八日、熊野神社(下津江)、天満神社、阿波島神社(上津江)若宮神社(後ノ江)が合祀されました。矢部川の花宗堰に臨めるところから花宗神社となり、祭神は九神で、天穂日命、天忍骨尊、天津彦根命、活津彦根命、熊野久須日命、素盞嗚尊、少彦名命、仁徳天皇、菅原道真公です。

この地方の人たちは昔から信仰心が篤かった。津江の各地にあった神社は建物が不備で、管理する者もなく、境内も狭かったので、津江の人たちはそれを遺憾に思い、合議の上、花宗神社として合祀したのです。

この地は矢部川から分流した花宗川の花宗堰の所にあり、風光がすこぶる良く、四季を通じ参集する人々が多く、特に蛍見や納涼などでにぎわっていました。南に飛形山の秀峰を中心に連山が続き、正に雄大な展望であり、これも神霊の遺徳でしょうか。

また、文禄年間、山下城主筑紫広門の家臣、牛島蔵人の丞隆政がこの領地に守護神として、下津江にあった熊野宮を奉じたので牛島性が多いのでしょう。

合祀の際、神社の床下に無数の河石を敷き、堅牢盤石にして増改築移転し、暴風水害に備え、その用意周到さは大正十年六月の大水害にも耐えたのです。

これもご神徳と皆益々敬神の念を深くしたのです。


 

 

テントが出てる。

訪れたのは12月31日、年越しの準備かな?

石灯籠は天保十四卯(1843)年六月吉日のもの。

福岡県八女市津江 花宗神社 石灯籠 年越し準備

 

 

拝殿の正面。平成最後の大晦日、真っ青な空が気持ちいい(^^♪

福岡県八女市津江 花宗神社 拝殿 参道

 

 

狛犬は文久四年のもの、石工は池田利助久秀。

阿形の背中には子狛犬が乗ってる(*‘∀‘)

福岡県八女市津江 花宗神社 子を背負った狛犬 石工 池田利助久秀

 

 

拝殿の鈴と彫刻は鮮やかに着色されてて目を引きます。

福岡県八女市津江 花宗神社 雲龍 獅子牡丹

 

 

横から生えて、顔だけ正面向いてる獅子。八女はこのパターンをよく見かける気がする。

福岡県八女市津江 花宗神社 木鼻 獅子の彫刻

福岡県八女市津江 花宗神社 拝殿 社殿

 

 

拝殿わきの灯籠は寛政九年(1797)製。

福岡県八女市津江 花宗神社 石灯籠 寛政九年

 

福岡県八女市津江 花宗神社 拝殿 神殿

拝殿の左右にある階段を降りると、そこにも狛犬と灯籠が有ります。

四社が合祀されてるからか、狛犬も灯籠もいっぱいあります(∩´∀`)∩

神橋と石灯籠と鳥居と狛犬、こっちが本当の入口なのかな?

福岡県八女市津江 花宗神社 鳥居 神橋

 

 

神橋がかかる水路には水草が生い茂っています。

福岡県八女市津江 花宗神社 水草 神橋

 

 

神社の裏には広場があって、奥にはブランコと滑り台が見えます。

福岡県八女市津江 花宗神社裏の空き地 公園 駐車場

 

僕が立ち去るころには人が集まってきてきました、これから年末年始の準備かな?

どうか、よいお年をお迎えくださいm(__)m

福岡県八女市津江 花宗神社 HondaFTR223 ちくごさるき

 

花宗川の起点→花宗堰

おわり。

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