この記事は[岩戸山大神宮]の続きです。
岩戸山大神宮は、九州最大級の前方後円墳である岩戸山古墳の頂上にある宮です。
岩戸山大神宮前の階段を下りてきたところ。
ここは前方後円墳の前方部分です。
後円部から古墳に登って、石碑と大神宮を見学して、大神宮前の階段を下りてきたところね。
階段口には鳥居があります。
階段降りて右側には、石仏がいっぱい並んでる。
奥にもう一つ小屋があるんやけど、老朽化で半壊してて立入禁止(-“-)
同じようで全部違う。さすが手作りの時代よね(*´﹃`*)
階段の正面には[八女市外山古墳記念物庫]があります。
たぶん[岩戸山古墳記念物庫]なんやろけど、岩の字がなくなってる。
いつもなら、見やすいように正面から写真を撮るんやけど、、
こういう状況なのよね‥┐(´~`)┌
扉のまえにベタ付けで物置が設置されてる。何を考えてこんな配置にしたんやろ(-“-)?
常識的に考えて、出入口付近は開けとくやろ。
物置には、岩戸山古墳の説明版が立て掛けられてるけど、文字がかすれててキチンと解読できない(つ﹏<。)
記念物庫の隣には公衆トイレと石碑があります。
石碑の隣の立札(木製)はコケ・カビ・にじみがヒドくて、なんて書いてあるのか解読できない:;(∩´﹏`∩);:
こんな木陰で建物の影でジメジメしてる所に木製の由緒書きを立てたらこうなることくらい分かるやろうに‥
石碑にはこう刻まれています。
筑後■■■記曰上妻縣■南二里有筑紫君石井墓墳高七丈田三六
大 ■■石人■■■六 ■文蓋■■■七 墓田南址各六十文東西各■丈石人石人石■各六十枚交
■成行■■四■當東北用有一別■号曰衛頭其中有一石人従容立
■■日■部前有一石人裸■犬地号曰愉人倶有石猪四頭号曰賦物
彼蔑直有石馬三匹石■三間■■ニ間古老傳伝當
雄大迹天皇之世筑紫君磐井豪強■■■皇風生平之時豫■
北墓俄而官軍動發欲龍之間■執不■燭自遁干豐前国上繕■
干南山峻嶺之曲於是官軍追尋失■士■未泄撃折石人之手■■
石馬之頭古老傳示上妻縣多有篤疾蓋由茲歟
文久二歳次壬戌■■■■ 高良山座主権僧正■純書
トイレと石碑の隣には戦役記念碑があります。
台座には日清戦役や日独戦役などの従軍者名が刻まれています。
ここは手入れされてないみたい、誰も来ないから蜘蛛の巣だらけで進むのが大変やった(>_<)
刻まれた従軍者名を見ると、この辺は橋爪姓と中島姓が多いみたい。
大川市に住んでた時にお隣さんが橋爪さんやったな、この辺が里なんかな?
階段を乗りて左側(前方後円墳の後円部の方向)には、ブルーシートとヤグラが見える。
その奥には石垣がある。
ブルーシートの下は土俵かな?
このヤグラは何する所かな?
舞とか神楽とか奉納するんかな?右側には神社らしき建物が見える。
やぐらの横にある石。由緒書きは無いから正体不明。
石垣沿いに歩いてきたら、狛犬と石灯籠があった。
わきには[史蹟岩戸山古墳]の碑が立ってる。
ここが正面ね。この鳥居は昭和二年三月に納められたもの。
立て看板によると、
吉田大神宮例祭
- 正月祭典 一月一日
- 祇園祭 七月十六日
- 松尾都祭 十月十九日
- 大神宮大祭 十二月十五日
社務所はあるけど、人は居ないみたい。
狛犬と石灯籠。
狛犬は、安政二年卯四月吉日 長野石工 池田立■兵衛久■さん作。
石灯籠は、鹿児島市西千石町第二代目筑後屋 橋爪庄吉さんの奉納。
階段を登ると、正面に拝殿があります。
シンプルな造りで、飾り彫刻はない。新しい神社みたい。
拝殿の左側には木が植えられてる。
その内の一本の根元には木柱が立てられて[大神宮■宮鎮座八十周年記■■]って書いてある。
と、いうことはこの建物は築80年なのかな?
この状態は確かに築80年っぽい。知らんけど(*´з`)
屋根のてっぺんから、横に棒が8本とびだしてる。
と、いうことは、十周年記念ごとに一本づつ増えるのかな(゜∀。)?
拝殿の右側には小さな社と石塔が三つあります。
由緒書きによると、この社は阿弥陀堂で文化財らしいけど‥
文字がかすれてて読み取れない。゚(゚´o`゚)゚。
でっかい石の両側に石塔が一つづつ。
右の石塔は、八女市指定文化財らしい。
由緒書きより↓
指定年月日 昭和五十九年儒十月二十五日
所在地 八女市大字吉田字甚三谷一五五四-一
名称 石造猿田彦塔 一基
猿田彦塔は方柱状につくられた凝灰岩製の塔である。
当前面を火燈窓型に彫くぼめ下段は角を入隅にとり正面に「猿田彦大明神」と刻記されている。
塔には刻まれた元禄十三年(一七〇〇)の銘は福岡県下の猿田彦塔としては最古例に属し庚神信仰を知る貴重な資料である。
大神宮 昭和六一年一二月 八女市教育委員会。
さいごに。
なーんか違和感があるところやった(-“-)
出入口の真ん前に物置を置いてるし、
日が当たらないジメジメしたところに木製の由緒書きを立ててるし、
読めない由緒書きを放置してるし、
看板であっただろう腐れ落ちた木板が所々にあるし、
なんかおかしい。
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おわり。
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